技術紹介
ガラエポ切削加工・GFRP加工
2025.09.30
ガラエポ切削加工・GFRP加工などの難削材切削ならギケン
電子機器や産業機器に欠かせない「ガラエポ(ガラスエポキシ樹脂)」や「GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)」。呼び方は違いますが、どちらもガラス繊維を樹脂に加えた複合材で、絶縁性・耐熱性・高強度といった優れた特性を持っています。
基板や絶縁部品、補強材など用途は幅広く、今後も需要が増える素材です。ただし「硬くて脆い」「粉塵が出やすい」といった特性から、加工が難しい素材=難削材としても知られています。
そこで頼りになるのが、長年ガラエポ/GFRPの加工を手がけてきた 株式会社ギケン です。
ガラエポ(GFRP)の特徴と用途
- 高い電気絶縁性 → 基板・絶縁部品に最適
- 優れた耐熱性 → 高温環境でも性能が安定
- 強度・剛性が高いのに軽い
- 温度・湿度変化にも強く寸法が安定
こうした特性から、下記のような分野で幅広く使われています。
- プリント基板材(FR-4)
- 電子機器や産業機器の絶縁部品
- 自動車・航空機の補強部材
- 各種治具・試験装置
なぜ「難削材」と呼ばれるのか?
ガラエポやGFRPを加工した経験のある方ならご存じかもしれませんが、普通の樹脂や金属と同じようにはいきません。樹脂切削屋さんでも敬遠する会社が多いのが現状です。
- 工具がすぐ摩耗する(ガラス繊維が刃先を削る)
- 微細な粉塵が大量に発生(作業環境・製品汚染の原因に)
- 欠けや剥離が起きやすい(層状構造が影響)
- 寸法精度を出しにくい(摩耗・熱変形の影響)
こうした理由から、「ただ削る」だけでは品質を安定させられない素材なのです。
ギケンの強み
ギケンでは、こうした難削材に長年向き合い、独自のノウハウを蓄積してきました。
1. 豊富な実績と精密加工
- ±0.05mmの精度にも対応
- 絶縁部品や機械構造材など多様な加工実績
- 試作から量産まで柔軟に対応
2. 最適な工具と条件設定
- ダイヤモンド・CBN工具を駆使して摩耗を抑制
- 素材特性に合わせた切削条件で仕上げ精度を安定化
3. 環境・安全への配慮
- 高性能集塵システムで粉塵を徹底管理
- クリーンな加工環境で品質と安全を確保
こんな部品を加工しています
- 電子基板用の絶縁部品
- 産業機器向けブラケット
- 航空機・車両用の補強部材
- 検査治具や試験装置用部材
ガラエポ加工は専門に任せるのが安心
ガラエポ/GFRPは、優れた特性を持つ一方で加工が難しい素材です。
一般的な加工会社では工具摩耗や精度不良で苦労することも多く、実績豊富な専門業者に依頼するのが近道です。
株式会社ギケンは、ガラエポ加工の経験と技術力を強みに、試作から量産まで幅広いニーズにお応えします。
ガラエポ・GFRP加工のご相談は、ぜひ 株式会社ギケン までお気軽にどうぞ。